日本の内なる美:新規制と高齢者人口が製品上市を左右 ― キューピー

By Cheryl Tay

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日本の内なる美:新規制と高齢者人口が製品上市を左右 ― キューピー
キューピー株式会社は緩和された新規制スタート後、高齢者向けに美容や関節痛に良いとされる自社のヒアルロン酸素材であるヒアベストを用いた60種以上の製品を国内で販売している。

キューピー ― 主力製品のマヨネーズで有名 ― 併せて食品、化粧品と医薬品を網羅する大規模なファインケミカル部門を持つ。

先週のHI Japanで同社のYuji Sato氏は、2015年の機能性表示食品(FFC)が製品革新をもたらしたと私たちに語った。

「日本では、特に機能性表示食品を謳う製品の販売が増えています。現在、弊社でも自社原料を使用した約60製品があります。すべてが機能性表示食品ではありませんが、新しい規制は弊社にとって非常に良いものです。」

数十年にわたる厳しい特保規制から、より緩和な規制の活用を求めたメーカーにより現在、1200以上の製品が機能性表示食品として上市されている。

Sato氏は、ヒアベスト製品の有効性についての豊富な臨床データを蓄積したため、同社は恩恵を得ることが出来ていると述べた。

ごく最近、ヒアルロン酸に皮膚の光沢を改善し、しわを軽減する可能性があるという研究がClinical、Cosmetic and Investigational Dermatology誌に掲載された。

研究には22歳から59歳の60名の日本人の男女が参加し、被験者は三群に分かれ、それぞれプラセボ、ヒアベスト(A)、ヒアベスト(S) LF-Pの経口投与を受けた。

二つのヒアベスト群は、プラセボおよびベースライン値と比較して、全体の溝(皮膚の溝)対体積比、しわ面積比およびしわ体積比の良好なレベルを示しが、300k(Hyabest(S)LF-P)群のみがプラセボ群と比較して著しくシワを減少させた。

アメリカでの販売

アンケートによる光沢としなやかさに関する追加情報は、ベースライン値と比較して、12週間後にすべての群で改善したことを示した。 しかし、両HA群の光沢はプラセボ群より

も増加した、と研究者らは述べた。

Sato氏は、同社は現在米国で販売を開始し、すでにJarrowやNatural Factorsなどに供給を行っており、「米国と日本は、弊社のトップ2の中心市場です」と付け加え、日本の食品分野では、飲料、ヨーグルト、チューインガム、菓子、鍋用、調理済み食品や麺類などに使われている、「これらのすべてが健康強調表示をするわけではないが、消費者は推察することが出来る」と語った。

しかし、日本の高齢者には経口摂取による補給を同社は推奨している。 「美容への影響に加え、Nutrition Journal に掲載された2016年の研究でヒアルロン酸の経口摂取はひざの痛みを緩和するということが分かり、日本の高齢化が進むにつれ、これら製品の継続的可能性を見出しています。」

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