DSMは、DeNA Life Scienceとの提携により日本でパーソナライズドニュートリション分野への進出を狙う

By Tingmin Koe

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DSMは、DeNA Life Scienceとの提携により日本でパーソナライズドニュートリション分野への進出を狙う
DSM Japanは、パーソナライズドニュートリションにおける活動を拡大し、DNAに基づいてデータを受理した後に消費者が望むサービスをより良く把握するため、DeNA Life Scienceとの協力を開始する予定。

DeNA Life Scienceの強みは、遺伝子検査サービスMYCODEを含むデジタルサービスの開発と運営にある。DSMは、これを食品と栄養に関するノウハウと調和させることで、よりオーダーメイド化されたパーソナルヘルスソリューションにつながると考えている。

DSMは、両社の協力を通じて、各ユーザーのライフログと栄養状態に関する個人情報をもとに、食事や運動に関するアドバイスを提供することで、日々の健康を意識したユーザーのライフスタイルを変える新しい医療サービスを開発することを目指していると発表した。

DSMとDeNA Life Scienceは、医療サービスの開発の初期段階として、DeNA Life Scienceから提供されたMYCODEのメンバーについて、2018年6月からアンケート調査を実施する予定。DSM両社は、看護から病後の治癒、健康と予防のためのヘルスケアへの転換を促進し、健康で長生き社会の実現を目指す。

先週のシンガポールでの、DSM APACヒューマンニュートリション&ヘルス、VPのAndre Rhoen氏への取材で、パーソナライズドニュートリションはAPAC全体に徐々に浸透していることが解った。

「この会社は、DNA検査サービス、MYCODEを提供している。これは、消費者がDNA検査を受け、非伝染性疾病に対するリスクが解るようになっている。現在、リスクプロファイルを知った消費者が次に期待していることを評価するためのアンケートを実施する予定で、もちろん、DSMでは、人々がライフスタイルを変えるのをサポートする栄養的解決策を絶えず開発している。」

ニュートリション アジア シリーズ

Rhoen氏との会見は、近々出版される予定のパーソナライズドニュートリションに焦点をあてた、弊社のNutrition Asiaビデオシリーズの次回の版に収録される。

ビデオでは、栄養とスキンケア製品を過去2年間で急速に拡大させているシンガポールのImagene Labsの製品開発ディレクター、Alina Uchidaも出演する。

同社はB2Bに、ウェルネスセンター、ジム、フィットネス施設、ビューティ&スパビジネス、エステ、私立病院、保険会社を通じて製品を販売している。

B2Cの面では、消費者はImagene Labsの遺伝子検査製品およびサービスにアクセスすることができる。

過去12ヶ月間に、同社はマレーシア、香港、中国、タイ、オーストラリアに進出している。

業界全体は、パーソナライズドニュートリションは、特に診断の分野での改善とコストの低減により、より主流になると捉えている。

1月に、ハーバライフがカスタマイズされたヘルスソリューションに対するAPACでの増大する需要を獲得するため、新しいパーソナライズドニュートリションプログラム、Gene Startの上市に向けて、韓国を選択したことを記事にした​。

このプログラムは、持ち運び可能な遺伝子検査キットを使用して、個人の遺伝子構成、生活習慣パターンおよび食習慣を分析する。 これは、ゲノムサイエンス企業、Theragen Etexと共同で開発され、1人あたり72 USドルで入手可能。

明るい見通しの別の兆しとして、シンガポールに拠点を置くNovena Global Lifecare Groupは、DNA検査によるパーソナライズドニュートリションを専門としており、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インド、香港、台湾、中国に拠点を構え、アジアで順調な拡大を見せている 。

その最新の開発は、中国の資産運用会社Cedarlake Huarong Groupからの投資の形でもたらされた。

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