「オルビス ディフェンセラ」と名付けられたこの製品は、昨年12月に消費者庁から特保の認定を受けた。
ポーラオルビスの広報担当者は、この製品の特定の健康への使用は、皮膚の乾燥を防ぐ作用にあるとNutraIngredients-Asiaに語った。
米胚芽から抽出されたグルコシルセラミドが、製品の有効成分であり、「肌の水分を逃がしにくくする」ことによって、皮膚の乾燥を防ぐ。
同社は133人の男性と女性を対象に臨床試験を行っている。
グルコシルセラミドを毎日摂取した被験者は、4週間以内により多くの皮膚水分を保持することが判明した。
日本だけでなく、来年はeコマースを通じて中国に販売、1年以内に10億円の売り上げを目指す予定だ。
製品(粉体)は、30パックで3,456円(税込)で販売され、推奨量は1日1パック。
特保は身体の生理機能に影響を与えることができる食品を指す。
日本で特定保健用食品を販売するには、まず消費者庁から特保としての許可を得る必要がある。消費者庁によれば、今年9月3日現在、1,053製品が特保認定を受けている。
ターゲットとしての中国
オルビスは、この新製品により中国市場での画期的な成果を期待しており、Tmall Globalと提携し、来年2月に中国で販売する予定。
初の特保認定ニュートリコスメティクスであることから、この製品が中国で大きな関心を呼び起こすと同社は期待している。
「この製品を足がかりに、スキンケアを中心としたビジネスのさらなる成長を目指して、日本と中国でオルビスブランドのプレゼンスを拡大します」と広報担当者は語り、「中国は、オルビスが海外事業戦略にとって最も重要だと考えている国のひとつです」と付け加えた。
Tmall Globalとのパートナーシップ締結前に、ポーラオルビスは今年9月にTmallのSuper Brand Dayセールス・イベントに参加している。
台湾とシンガポールで製品を発売する計画も進められているが、発売日はまだ確定していない。