GULFOOD MANUFACTURING 2018

発売41年の森永のプロバイオティクス製品がGulfood Manufacturingでmost innovative ingredient awardを受賞

By Tingmin Koe

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発売41年の森永のプロバイオティクス製品がGulfood Manufacturingでmost innovative ingredient awardを受賞
Morinaga Nutritional Foods(APAC)のプロバイオティック菌株Bifidobacterium longum BB536が、Gulfood Manufacturing Industry Excellence Awardsにおいて「最も革新的な健康成分」として賞を獲得した。

この賞は、Gulfood Manufacturingトレードショウと併せても設けられ、日系企業がGulfoodに参加したのは今回が初めてであり、受賞にチームは驚いたとのこと。

Morinaga Nutritional Foods (APAC)の副社長Jason Foo氏はNutraIngredients-AsiaとFoodNavigator-Asiaにトレードショウで次のように語った。

「Gulfoodに来たのは認知度を上げることがメインで、受賞は間違いなく ”森永とは” (国際企業であることはさておき)を人々に知らせるのに役立つと思います。」

他の受賞は、Tate&Lyle 社のPROMITOR®Soluble Fiber、Bunge Loders Croklaan社 のCouva Nh (低トランスココアバターリプレイサー)。

Bifidobacterium longum BB536株は、腸、皮膚の健康、体重管理、血中脂質の調節、結腸癌の予防、免疫力の増強、花粉症に対するアレルギー症状の緩和などの様々なヘルスベネフィットをもたらすと言われている。

Foo氏によると、この菌株は1969年に健康な幼児から最初に単離され、1977年に商品化されてから41年間市場に出回っていることになる。

若年層と高齢者層の消費者を対象に、この製品を使用して過去20年間に約170件の臨床試験が実施されている。

同氏によれば、おそらく賞を受賞した主な理由は、長続きしてきたことではないかとのことだった。

「これは、長い歴史、臨床研究、そして科学的裏付けが審査員に支持された理由の1つだと思います。そう思いませんか。」

中東へプロバイオティクスを

フー氏は、世界の他の地域と比較して、プロバイオティクスと腸の健康の対する理解と評価は中東では低いと見ている。

「文化的なものか、あるいはまだ必要ではないのか認識と評価は低いです。しかし、長期的に見れば、必要となるのは時間の問題で、今は教育課程ということです。」

「ヨーグルトの市場を除いて、中東のプロバイオティック市場はまだそれほど大きくはありません...ヨーグルトとしてのプロバイオティクスは、どこにでもあり、一般的な日常食品の食べ物ですが、 本当に効果的なのか、人体に高い有効性を持っているのか誰も知りません。」

「目下、人々がまず考えるのは砂糖を減らすことで、おそらく5〜10年後には、変わって腸の健康になるかもしれない。従って、現在、消費者を教育するためのイニシアチブが業界に必要とされています。」

「プロバイオティクスのような高度な科学的な製品について語るには、展示会、セミナー、会議を通じて消費者を教育する必要があります。同時に私どもの科学をビジネスや教育にどう活かすか理解できるパートナーが必要です。」

消費者の低認識以外に、この地域の高温が生きているプロバイオティックを死滅させてしまうため、生きたプロバイオティクスを導入する上で、この地域の気象条件が一つの障害となっている。

「人々が何を評価するのか市場からのフィードバックを収集する必要があり、求めるものに沿って動く必要がある。それでも依然として消費者教育を行う必要があります」と結論づけた。

アジアにおける成功に伴う拡大

中東への展開は、同社の東南アジアにおける成功に左右されるだろうと同氏は述べた。

「私たちはアジア第一という姿勢で臨んでいます。 今後12ヶ月に、東南アジアには多くの新しい製品上市が行われ、とてもエキサイティングになるでしょう」と語った。

同氏は、中国を除いて、アジアにおける成長は過去5年間のトップ・マーケットであったオーストラリア、ニュージーランド、マレーシアで最も驚異的だったと付け加えた。

具体的には、オーストラリアとニュージーランド市場は過去3年間で年間200%の成長を遂げている。

Bifidobacterium longum BB536以外では、Bifidobacterium breve M-16V、 Bifidobacterium infantis M-63がアジア市場でベストセラー菌株である。

「これらの市場は、多かれ少なかれ安定しているので、シンガポール、タイ、フィリピンに次のエキサイティングな可能性が出てくるでしょう...その後、湾岸アラブ、あるいはインドが、次の波になると見ています。」

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