内面からの美しさを謳う機能性食品の可能性：Avida HealthがPFIと研究所を開設

この提携により、京都に共同研究所設立が見込まれている。

NutraIngredients-Asiaとのインタビューで、Avida HealthのCEO、Jeff Jiangは、この共同研究所の目的と計画について語ってくれた。

第一に、APAC市場のための美白、抗光老化、抗酸化、抗糖化、体重管理、およびホルモン調整成分のソリューションを提供することを目的とする。

「今後3年間で、この分野にふさわしい2〜3種類の新しい素材を開発することを目指しています。」

第二に、飲料、チョコレート、スナックなどのより多様な剤形を提供するさまざまな製品用途を検証し、カプセルやタブレットから遠ざかること。

これにより、規制上の制限を回避し、市場の需要を満たすことができる。

「中国に関しては、カプセル、タブレット、ソフトジェルなどのフォーマットは健康補助食品として分類される可能性が高く、製品登録に要する期間が長いため、これらの剤形で製品を製造することは避けようと考えています。」

「基本的に、中国でサプリメントを開発する場合、イノベーションには多くの制限があります。ブルーハット登録を取得するには承認が必要ですが、市場はそれほど長い間待ってくれません。 したがって、私たちにできることは、小袋入りの機能的な食品や飲料を提供することです。 機能性食品の登録は、中国だけでなく他の国でも承認されるのがやや簡単です。」

「ベトナムのような他の市場では、現在、機能性飲料市場も急成長しています。 それゆえ、私たちは、西側諸国のbeauty-from-withi​n の市場で一般的に見られるカプセルやタブレットを製造する代わりに、プレミアムマーケットをターゲットにしようとしています。」

「日本のイメージを取り入れることです。 PFIとの提携を通じて日本からの食材を取り入れるだけでなく、製品の品質と日本製品のイメージを取り入れます。」

第三に、研究所は製品開発を支援するための臨床試験を実施します。 主な研究分野の1つは、美白を目的としたペプチド成分です。

「私たちは半年ごと、ペプチド事業のために新しいエビデンスとデータを立証しています。」

「このコラボレーションの前に、私たちは過去6年間PFIと協力して、美白用のペプチドの開発や他の酵母ベースの成分の使用について取り組んできました。 PFIは非常に革新的な科学系企業であり、京都に拠点を置く40人以上の研究者を擁する研究所を持っています。 この共同研究所もPFIの既存の施設を使用します。」

中国で最も人気のある「ショット」​

小瓶入りの機能性飲料の一種であるショットは、現在中国で最も人気のある機能性食品の剤形である、とJiang氏は注目した。

「機能性飲料、特にショットは、現在中国で人気のあるものです。 今年、推進させる、メイン商品出荷システムです。 お客様からはすでにたくさんの問い合わせがありました。」

「味、製品の安全性と効能故にショットは人気があります。 また、ファンケル、資生堂、ポーラなどのマーケットリーダーは、消費者がこのタイプの製品を消費する習慣をすでに育て上げています。」

小袋やゼリー状の製品もかなり人気があるとの事。
グミは欧米市場では成熟段階に達しているが、いまだに子供のための製品として一般的に認識されていて、中国の成人のための選択肢はほとんどない。

昨年の中国での健康食品事業では、Avida Healthは800万米ドルの売上げを上げた。これは、同国における14百万米ドルの売上げの半分以上となる。

ベトナムの台頭​

東南アジアの他の地域では、ベトナムでbeauty-from-within​製品が伸びている。

「量的にダイナミックで興味深い市場はタイですが、最近、ベトナムが追いついています」とJiang氏。

これは急増する中流階級によるもので、「規制と消費者による新製品の受け入れという点で、ベトナム市場は開放されています。 消費者はまた、韓国と日本からの新製品を非常に欲しがっています。」