「明治プロビオヨーグルトPA-3」と「明治プロビオヨーグルトPA-3ドリンク」は、56億の乳酸菌ガセリPA-3を有効成分として、尿酸値の上昇を抑えるとされている。
PA-3は尿酸の前駆体、プリン体を代謝することによって尿酸レベルを下げる。
「今回は、より多くの消費者に乳酸菌としての独自機能(PA-3乳酸菌は尿酸値の上昇を抑制する)を知って頂くために機能表示食品の届出を行い、受理されました」と同社は説明している。
2015年4月に最初に発売されたこの2製品は、30〜60歳の男性を対象としており、新しいバージョンは5月27日から発売される予定。推奨用量は、1日1カップまたは1本のヨーグルトドリンク。
昨年、厚生労働省に提出された研究によると、およそ60万から100万人が痛風に苦しんでいる。
この研究はまた、痛風の有病率に対処することにおける現在の課題は、患者における既存の合併症による未治療、ならびに治療中に起こり得る合併症の予防および制御を含むことであるとしている。
痛風の有病率に対処するためにファンケルは、先月FFCとして承認された、尿酸レベルを下げるためのカプセルサプリメントを発売した。
一方、FFCシステムは今年で4年目を迎え、1,785製品が届出されている。
このシステムは、ファンケルを代表例として、売上高の点で大手企業に利益をもたらしたと言われている。
製品試験
血清尿酸値が4.0〜7.0 mg / dLの14人の男性が参加した製品試験によると、PA-3乳酸菌は2週間で尿酸値を下げることができる。
被験者を2つのグループに分け、一方のグループはPA-3乳酸菌を含むヨーグルトを摂取し、もう一方のグループはプラセボグループとした。 両グループとも毎日498gのプリン体を同時に摂取した。
摂取後30、60、90、150分間隔で血清尿酸値を測定した。
2週間後、PA-3乳酸菌を摂取したグループは尿酸値が減少、30分と60分後で急激に減少することがわかった。例えば、尿酸値は、30分後で0.8から0.6未満、そして60分後
で1.0から0.8をわずかに上回るまで低下した。