これは、自然災害などの緊急事の際に消費者のニーズを満たすことと、より大きな利便性を提供する狙いがある。
自動販売機は北海道、浜頓別町に新しくオープンした道の駅に設置されている。
日本には現在1,154の登録された道の駅があり、駐車場、トイレ、およびコミュニティ施設で構成されている。
またこれらの施設は、自然災害時の避難所としての役割も果たしており、北海道当局も道の駅に24時間の赤ちゃんコーナー設置に取組んでいる。
グリコによれば、「(乳児用液体ミルクを)自動販売機で販売することで、24時間いつでも購入できるので、外出には便利であり、災害時の備蓄としての使用が期待されています。」
カートンパック入りの製品は1パックあたり125mlで、保存期間は6ヶ月となっている。
販売反応
グリコが行った約122人の消費者を対象とした調査によると、多くの消費者は外出時の緊急用の備えと購入した。
大部分の消費者は、緊急時に備えて(80.3%)、外出時に使用するために(79.5%)乳児用液体ミルクを購入したと答えている。
その一方で、3人に1人は、自分の赤ちゃんを他の介護者に預ける時にこの製品を購入したとしている。
乳児用液体ミルクに対する反応については、61.3%が、常温のままで、粉ミルクと同じように飲んでくれたと回答した。
3人に1人は、常温のままでは飲みが遅かったが、少し温めると粉ミルクと同じようによく飲んでくれたと回答。
8%は、赤ちゃんがまったく飲んでくれなかったと答えた。
液体乳児用調製粉乳は、最近国内で販売が許可されたばかりである。
3月11日から乳児用液体ミルクの販売を開始した江崎グリコの他には、国内市場向けの液体ミルクの製造に関して厚生労働省の承認を受けた明治がある。