ブランズサントリーとチキンエッセンス：売上増に不可欠な実証済みの健康強調表示

昨年、同社は2番目に大きい市場である台湾で、二重健康強調表示のメリットを享受した後、売上高が3％増加したとBRAND's Suntoryの副社長であり科学研究およびアプリケーション責任者であるDr. Yoshihiro NakaoはNutraIngredients-Asia​誌に語った。

2つの健康強調表示とは、1）激しい運動後の回復を早めること、2）免疫システムを改善することである。

サントリーによると親会社の最新の財務結果では、健康補助食品部門の売上高は前年比で5％減少、その理由は「チキエッセンスと燕の巣のコアブランドの弱体」によるものであった。

Nakao氏は、同社がより科学的証拠を収集し、売上げの伸びを促進するために重要な消費者の信頼獲得が順調に進んでいることを明かしてくれた。

「健康強調表示の規制が厳しくなり、健康強調表示をラベルに載せることを承認されると、科学的に証明された製品機能の信頼性が高まり、当社製品の健康上の利点をより正確に多くの消費者に伝えることができます。昨今の新しい方向性は、健康強調表示を申請するために臨床研究に集中することです。」

台湾での成長に習い、同社はチキンエッセンス事業の全体の約71.4％に貢献する最大の市場であるタイで機能的健康強調表示を登録した。 同事業のほとんどはコンビニエンスストア経由であり、コンビニエンスストアでは、消費者が簡便に購入して素早く疲労を軽減できる。

6月に行われた登録は、臨床試験​とメタ分析によってサポートされている。

5月にNutritional Neuroscience​誌に発表された後者は、チキンエッセンスを毎日摂取​すると作業記憶が改善する可能性があることを見出している。

「システマティックレビューは最も強力なドキュメントです。 それにより、ほぼすべての国で強調表示を申請することが出来ます」、申請結果は約1年以内に公開される予定であると付け加えた。

新機能探索​

チキンエッセンスに関する同社の科学的研究の一部は、製品の新しい機能を発見することにある。

「多くの計画がありますが、開示するにはやや時期尚早です。 現在、いくつかの研究を行っていますが、まだ公開していません」とNakao氏は語っている。

詳細の提示は謝絶されたが、会社がチキンエッセンスの新しい機能を見つけるために2つの研究を行っていることを教えてくれた。

同社はまた、進行中の研究を通じて、より堅牢で完全なデータを取得することを目指している。

バニラ味で販売促進​

今年、第一号をタイ市場に導入した後、さらに他の国でバニラ風味のチキンエッセンスを発売する予定がある。

実際、同社の味覚テストの大部分はタイ市場で行われている。

売り上げの約88％がオリジナルのチキンエッセンスフレーバーに由来するという事実にもかかわらず新フレーバーを投入する。

Nakao氏はフレーバーにスピンをかけることは「ブランドを刺激する」ことであり、「新しい消費者へのエントリーポイント」を提供することを意味すると説明している。

「飲料市場には多くの種類のフレーバーがあり、特に若い世代にとっては、甘いプロファイルまたはフルーツやイチゴのフレーバーなどのなじみのあるものを好むでしょう。

そのため、これらのフレーバーで新しい消費者を引き付け、売り上げを伸ばすためのエントリーポイントとして上市することにしました。

カップヌードルブランドの日清やスティックビスケットブランドのグリコポッキーと同じように、オリジナルのフレーバーがあり、さらに他の新しいフレーバーも発売しています。

新しいフレーバーの導入は、ブランドを刺激する方法です。」

子供向けに、同社はタイでバナナチョコレートとハニーチョコレートのフレーバーを導入している。

科学研究及び応用技術のディレクターであるYau Chin Chinは、平均して、新しいフレーバーを開発するのに必要な時間は約1年であると語っている。

「新しい味の開発には約1年かかり、風味が安定していることを確かにするため消費者調査と安定性試験を行う必要があります。有効成分を追加する場合、消費者にこの概念が受け入れられているかどうかを確認し、技術的な実現可能性を確認する必要があります。」

これまでのところ、新しいフレーバーは、中国のハーブ 冬虫夏草と当帰（カラトウキの根）、およびビタミンBなどの他の栄養素が追加されてシンガポール市場でも見られる