三菱が後押しするスピルリナ: ブルネイ初のプロデューサー、世界進出前に日本に注目
同社は日本のバイオテクノロジー企業TabérumoCorpの子会社であり、昨年2つの主要な日本企業であるイノベーションネットワーク株式会社(INCJ)と三菱商事(MC)から17億円の投資を受けた。
投資はブルネイのスピルリナ工場建設に投入された。
昨年10月に操業を開始して以来、工場はスピルリナの栽培から始まり、包装、輸出の生産チェーン全体を受け持っている。
Kampong Tungku-RimbaのDarussalam Enterprise Bio-Innovation Corridor Industrial Parkに位置するこの工場は、1ヘクタールの敷地面積を持ち、現在11人のスタッフを雇用している。
同工場は東南アジアに位置しているが、現在は日本への輸出が最優先されており、海外進出も計画していると、TabérumoCorp.のMDおよび社長のToshiya Sasaki氏はNutraIngredients-Asia誌からの質問に回答した。
その目標は、フォトバイオリアクター(PBR)を使用して毎月6トンのスピルリナを生産することであり、生産能力は年々増加すると予想されている。
「TVMBは毎年生産能力を増やし、施設拡張後の最大生産量は2024年までに1,000トンに達すると予想しています。」
ブルネイの工場は、世界初と言われる冷凍生スピルリナを生産し、粉末スピルリナがほぼ一般的な形態であるグローバル市場により魅力的と見られている。
製品は食品や飲料に混ぜることができる。
日本の成長をリードする
Sasaki氏は、日本ではスピルリナの消費がより一般的になってきていると述べた。
また、自社のスピルリナ製品を推奨するために松雪泰子など、有名人の起用を始めた企業もある。
同社は現在、日本国内の約50社にスピルリナを供給しており、新しい冷凍生スピルリナ製品の販売について他の10社との商談が進行中となっている。
「日本のスピルリナ市場の成長をリードするつもりです」とSasaki氏は語っている。
ハラール市場
同社は昨年11月にブルネイ当局からハラール認証を受けた。
Sasaki氏は、認証を申請することで、「世界的なハラール市場の拡大」の波に乗ることを計画していると語った。
同社はまた、中東、欧州、その他のASEAN市場で獲得したブルネイのハラールブランドも登録する予定である。