広報グループのToshihiro Tomita氏によると、ファンケルはこのようなサービスを提供する最初の大手メーカーであるとFANCLは考えている。
「美容、健康、ファッションなどの個人的な関心に応じた一人ひとりに最適化サービスが進歩しています。一部のベンチャー企業はすでに個人向けサプリメントを導入していますが、大手のサプリメントメーカーとしてサービスを提供するのは当社が初めてです」とNutraIngredients-Asia誌に答え、健康寿命への関心が高まり、特に高齢化が進む日本では、サプリメントの需要が急速に増加していることに注目している。
しかし、健康上の理由からサプリメントを摂取する人が増えたにもかかわらず、多くの人は自分が本当に必要としている具体的な栄養素が何なのか、まだよく分かってはおらず、「必要な栄養素の種類や量は人によって異なります」とTomita氏は語っている。
「そこで、私たちは、個人に合わせた健康増進をサポートするパーソナライズされたサプリメントサービス パーソナルワンを開発しました。」
健康状態分析
Tomita氏によると、健康状態分析は、食習慣と生活習慣を対象とした45の質問のオンラインアンケート、および尿検査に基づいている。
「尿検査を実施して、ビタミンやミネラルなどの基本的な栄養素の充足度を客観的に把握します。 その後、医師の監督の下で開発された分析理論を用いて、必要な基本栄養素と健康上の問題を分析し、顧客に最適なサプリメントを提案します」と説明している。
同社は、栄養状態の測定に頻繁に使用される血液検査の代わりに尿検査を選択している。
「血液採取は苦痛です。 弊社は身体に負担をかけずに栄養成分を簡単に測定する方法を研究開発しました。 その結果、尿検査で基本的な栄養素の充足性を視覚化することが可能になりました。」
さらに、鉄および亜鉛の分析データを尿検査で収集できるようになっている。
オーダーメイド
同社は、健康意識の高い50代および60代の男性と女性をサービスのメインターゲットとしている。
サービスは、ビタミンとミネラルを含むベーシックサプリメントと、目の問題、疲労、睡眠、美容などの特定の健康上の懸念に対処するヘルスケアサプリメントの2種類のサプリメントの組み合わせを提供する。
オーダーメイドは、一人ひとりに合わせた組み合わせがセットになっている。
サプリメントは、月に一度郵送される。パーソナルワン サービスの価格は、サプリメントの種類に応じて4,000〜40,000円の範囲になる。 1回限りの尿検査は5,500円(税込み)となっている。
アドバイスを必要とする顧客のために、栄養士と薬剤師が頻度やサプリメントと他の薬の組み合わせについてアドバイスできる電話カウンターを設置している。
「パーソナルワン」サービスは、食事記録を収集する人気のある食事管理アプリケーションである「あすけん」と連携も行っている。