FFCの卵(伊勢の卵)には、高レベルのEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれている。
同社は現在、タイ バンコクでの生産テストを準備中であり、即座の本格生産開始を目的として、タイのFDAに申請する予定。
今年中旬までにはシンガポールへの輸出も検討している。
製品はFFCとラベル付けされた日本で最初の卵である謳っている。 EPAおよびDHAには、過剰なトリグリセライドの合成を減らし、血液中のトリグリセライドの分解を促進する働きがある。
EPAとDHAはサプリメントの形で摂取できるが、同社は卵などから摂取する方が自然な方法だと考えている。
マーケティング推進室のFumiko Yamanouchi氏が、NutraIngredients-Asia誌に語ったところによると、各卵には39mgのEPAと352mgのDHAが含まれている。
「EPA / DHAを含む魚粉と高純度魚油を飼料に混ぜることで、通常の卵の約3倍のEPAとDHAを伊勢の卵に入れることに成功しました。」
エッグサイティングな計画
Yamanouchi氏は、イセ食品は1989年に世界で初めてDHAを豊富に含む卵を開発した会社であるが、2019年7月に機能性表示食品として発売するまでに30年近くかかったと語った。
同社は、多くの消費者が依然として卵とコレステロールを否定的に結びつけており、この混同が間違いであることを証明したいと考えている。
FFCというラベル付けの背景には、十分な理由があり、Yamanouchi氏は「トリグリセライドに関するものを含め、健康に関心のあるお客様から多くの問い合わせを頂いています」と説明。
7月の発売以来、売り上げは好調で、特に「2019年10月から11月までのテレビコマーシャルの放送後、消費者の認知が高まり、大型小売店チェーンと取引をする運びとなりました。」
伊勢の卵は、全国のスーパーや小売店で購入できる。 今年は、販売店の数を増やし、昨年に比べて販売量を増やす計画がある。
1日の推奨摂取量は2個。 卵は茹でたり、煮たり、焼いたりしても栄養価を失うことはないが、新鮮さと風味を楽しむには、卵かけご飯で食べることをYamanouchi氏は勧めている。
同社はまた、通常の鶏の卵だけでなく、ビタミンEやDなどの栄養素を加えた卵、および液体卵も生産している。
2016年には、栄養機能を持つ卵製品を開発し、健康増進の分野でさらなる研究を行うために、伊勢卵研究所を設立した。
アジアの他の地域では、イセ食品は2019年にインドとの間で養鶏場 二施設の運営に関する覚書(MoU)に調印し、最終的にインドの人口13億人に対して200万個の卵を生産することを目指している。