ヤクルト、中国での売上、COVID-19の影響と春節休暇の販売休止で打撃

By Guan Yu Lim

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ヤクルト、中国での売上、COVID-19の影響と春節休暇の販売休止で打撃

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ヤクルトは、COVID-19のパンデミックにより、中国での事業が今年最初の2か月は売上の減少を見たと報告。

2月のボトルの売上高は、前年同期と比較して10%程度の落ち込みとなった。

中国では、ヤクルトは宅配および店頭チャネルを通じて販売されている。 宅配販売はボトル販売全体の約10%を占める。 個人商店とハイパーマーケット/スーパーマーケットを含む小売は、ボトル販売のそれぞれ35%と50%を占めている。

NutraIngredients-Asia​誌の株式会社ヤクルト本社広報部 Hideki Maruyama氏へのインタビューによると、この2カ月間の売上減少は、春節休暇と発生が重なったことに起因した由。

「当社の宅配チャネルでは、COVID-19の拡大による影響があり、春節休暇や2月は販売活動を行いませんでした。 店頭チャネルでは、2月は個人商店の多くが営業を再開できず、一部の店舗では営業時間の短縮などのかなりの制約に直面していました。」

国内販売

ただし、日本では販売に影響はなかった。

Maruyama氏曰く、「1月のボトルの売上は前年同月比2%減の98.0%でした。今年2月は、COVID-19の拡大によるものかどうかは不明だが、販売量は昨年をやや上回る見込みです。」

国内メディアが、乳酸菌がCOVID-19に有効である可能性があると報道して、それが同社の販売成績に影響を与えた可能性があると強調した。

「ヤクルトのLactobacillus casei Shirota​株は免疫調節作用を有することが示されているが、COVID‐19に関するエビデンスはありません。」

ヤクルトの2月の販売実績は3月末に公表される。

ヤクルト本社の公式プレスリリースによると、シンガポール、マレーシア、アメリカ、ヨーロッパでの販売には影響はなかった。

生産と将来

「COVID-19」 は中国での販売に影響を与えたが、日本と中国の両工場での生産には影響はなかったとMaruyama氏。

実際、「中国ではヤクルトは生活必需品として認識されており、生産停止はありませんでした」と同氏は述べている。

2月、中国ヤクルトは、上海市慈善基金会へ4,800万円の義援金、地方政府や病院などへの250万本のヤクルトの寄付からなる、合計約1億4,000円相当万の寄付を行った。 さらに地方政府に3万枚のマスクの寄付を行った。

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