知識のギャップ:日本の健康・機能性食品カテゴリーに対する消費者の意識は依然として低いまま – 新規データ

By Guan Yu Lim

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知識のギャップ:日本の健康・機能性食品カテゴリーに対する消費者の意識は依然として低いまま – 新規データ

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最近発表された消費者庁(CAA)の調査結果によると、健康食品や機能性食品を積極的に摂取していない消費者の割合が高いことが明らかになり、現地の専門家はこれを、知識不足、満たされていない健康ニーズ、バランスのとれた食事を好むことが原因であるとしている。

CAAは、2020年3月に回答者1万人を対象にオンライン調査を実施し、栄養機能食品(FNFC)、特定保健用食品(トクホ・特保)、機能性表示食品(FFC)に分類された健康食品に対する消費者の意識を調査した。

調査では、ほとんどの消費者(60%以上)がこれらの保険機能食品について聞いたことがあるが、どのようなものなのか、完全に知識がなかったことが明らかになった。

例えば、「特保のことを聞いたことがあり知っていた」という回答者は31.2%、「聞いたことはあるが、どのようなものか知らない」は60.9%、「聞いたことがない」は8%となっていた。

FFCについては、数値はさらに小さかった。調査対象の18%はFFCのことを「聞いたことがあり、知っていた」、66.2%は「聞いたことがあるがよくわからない」、15.8%は「聞いたことがない」と回答していた。

ラベルバンクのCEO Hiroyuki Kawai氏は、回答者の大半がこのような名称を聞いたことがあるものの、システムの区別がつかず、違いを理解するのが難しいと説明している。

同氏は、特保制度の認知度が高まったのは、おそらくその導入期間が長かったためだと強調している。1991年には特保制度が、2015年にはFFC制度が制定された。

CCAによる積極的なプロモーションが行われていないことが、消費者の認知度の低さを助長しているのではないかと付け加えた。

「CAA が実施している、プログラムの焦点となる公共機関へのパンフレットの設置などの啓発活動は限定的であり、すべての消費者に届くような積極的な広報活動ではありません。」

摂食有る無し

また、調査では保険機能食品の消費習慣についても質問している。

特保については、「現在摂取している」と回答した人は17.6%であった。「以前は摂取していたがやめてしまった」が23.5%、「摂取したことはないが、今後摂取してみたいと思っている」が27.2%、「摂取したことはなく、今後も予定はない」が31.8%であった。

FFCについては、「現在摂取している」と回答した人は14.8%。。16.3%が「以前は摂取していたがやめてしまった」、34%が「摂取したことはないが、今後摂取してみたいと思っている」、35%が「摂取したことはなく、今後も予定はない」となっている。

Kawai氏は、特保やFFCの製品の多くはコンビニで販売されており、消費者にとっても利用しやすいと指摘している。

「しかし、他の一般食品と同じ棚に陳列されているため、これらの商品(特保、FFCなど)の購入を否定していた消費者の中には、実際には購入していたことに気付かない人もいるかもしれません。」

購入していない消費者の中には、「バランスの取れた食生活が大切」 との考えから、「特保」 や「FFC」にあまり期待していない人もいるという。

また、「特保やFFC製品を購入したと回答した消費者は、期待した(健康)効果が得られなかったため、摂取を中止した可能性があります。」

「さらに、(効果を得るためには)毎日の(健康食品の)摂取が必要であることが前提となっているため、日常的に購入を継続することは難しいと考える消費者が多い。この場合、価格が消費者の意思決定に何らかの影響を与えていると考えられます。」

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