免疫の健康を第一に:キリンの「iMUSE」が機能性表示食品として免疫機能で初めて届出受理、順次発売へ

By Guan Yu Lim

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免疫の健康を第一に:キリンの「iMUSE」が機能性表示食品として免疫機能で初めて届出受理、順次発売へ

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キリンホールディングスとキリンビバレッジは、既存の「iMUSE (イミューズ)」ブランド6製品が機能性表示食品として届出受理されたことを受け、機能性食品ブランドとして順次発売をする。

「iMUSE」ブランドには、キリンの独自素材「Lactococcus lactis strain Plasma(プラズマ乳酸菌)」が配合されており、健康な人の免疫機能をサポートすることを目的に6製品が11月から販売される。

キリンホールディングスからは、「キリン iMUSE professional プラズマ乳酸菌サプリメント」、「キリン iMUSE プラズマ乳酸菌サプリメント」(15日分)、「キリン iMUSE プラズマ乳酸菌サプリメント」(7日分)の3製品が発売される。

キリンビバレッジからは、飲料の「キリン iMUSE ヨーグルトテイスト」、「キリン iMUSE レモン」、「キリン iMUSE 水」が発売される。

「iMUSE」は、免疫の機能で機能性表示食品として初めて届出受理されたものである。

「免疫は疾病予防から医薬品的効能効果と捉えられやすいことから、免疫に関する研究エビデンスとそれをもとにした届出表示が、制度に適したものとして届出することが困難であった」とキリンホールディングスの広報担当、高島 与佳さんは説明する。

免疫株

「プラズマ乳酸菌」の免疫機能は、2010年に初めて発見され、臨床試験と非臨床力学的研究で裏付けされている。

「プラズマ乳酸菌」は、免疫の司令塔である「プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)」を活性化する。

そして、pDCはNK細胞、キラーT細胞、B細胞、ヘルパーT細胞を含む全ての免疫細胞を活性化させ、健康な人の免疫機能の維持をサポートする。

「プラズマ乳酸菌」は、免疫細胞、主としてNK細胞のみを部分的に活性化する他の乳酸菌とは異なっている。

「プラズマ乳酸菌」は、主にチーズやヨーグルトの発酵に用いられる天然の乳酸菌であるラクトコッカス・ラクティスの一菌株で、キリンホールディングス株式会社、小岩井乳業株式会社、協和発酵バイオ株式会社の共同開発品である。

成長ブランド

「iMUSE」ブランドは、今年1月から8月までの累計販売金額が、前年比220%の伸びを記録した。

飲料は全国のスーパーや薬局などで販売される予定。また、ベトナムではすでに販売が開始されており、シンガポールでの販売も視野に入れている。

サプリメントに関しては、「iMUSE professional プラズマ乳酸菌サプリメント」は薬局、クリニック、病院のほか、協和発酵バイオ株式会社のホームページでも販売される。この製品は医師などのアドバイスをもとに開発され、ビタミンCを配合した医療機関流通サプリメントとなっている。

一方、「iMUSE プラズマ乳酸菌サプリメント」は、ビタミンCを含まず、代わりにオリゴ糖が配合されている。60カプセル(15日分)と28カプセル(7日分)で販売される。

iMUSEシリーズの製品には、1商品(1日分)につき1000億個の「プラズマ乳酸菌」が含まれている。

11月に発売される6商品のほかに、「iMUSE」ラインには機能性表示食品として「小岩井 iMUSE 生乳ヨーグルト」と「小岩井 iMUSEドリンクヨーグルト」の2商品があるが、発売時期は発表されていない。

 

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