同社のプロテイン シェイク パウダー「Healthy Height」は、3歳から9歳までの健康な子どものための補完栄養として作られている。
また、製品は食べることに支障をきたす可能性のある健康上の問題のため、十分な栄養が不足している子供たちのためにも向いている。
一食当たり12gのホエイ プロテインと350mgのアミノ酸アルギニンが含まれており、グルテンフリー、大豆フリー、GMOフリーとなっている。
シェイクやスムージー以外にも、アイスクリームやホットケーキの生地に加えることができる。
APAC地域では、市場の反応を見るための試験的なプロジェクトとして、中国のマザー&ベビー用品店で販売を開始したばかりだと、CEOのLiron FendellさんはNutraIngredients-Asia誌に語った。
プロテイン シェイク パウダーは4年前にインドに初めて輸入され、グラクソ・スミスクライン社(GSK)が「Horlicks Growth」というブランドでライセンス販売をしている。
オーストラリア(ASX)の証券取引所に上場しているイスラエルの企業であるNGSは、来年、さらに3つのAPAC市場に進出すると述べている。
Fendellさんによると、同社は日本、韓国、オーストラリアの市場を熟知している現地のパートナーや代理店を探しているという。
計画では、来年にオンラインとオフラインの両方で販売する事となっている。
「APACでは健康的な伸長に対する需要が多い。親は、成長を助けるために良い栄養の利点を知っており、市場(キッズサプリメント)は急速に成長しています。」
「この事が、APACでの拡大に注力することになった理由です」とFendellさん。
Healthy Heightの最大の市場は2018年の発売以来アメリカだそうだ。
イスラエルでは「Pro Up」というブランドで販売されており、小児科医や栄養士向けに販売されている。
数十年にわたる研究開発
Fendellさんによると、プロテイン シェイクの配合研究には10年以上かかり、処方は2010年に確定した。
配合は、小児内分泌科、消化器内科、栄養学を専門とする医療従事者たちによって決定された。
彼らは、イスラエルのシュナイダー小児医療センター内分泌学研究所所長のMoshe Philip教授とシュナイダー消化器・栄養・肝臓病研究所所長のRaanan Shamir教授である。
Fendellさんによると、この製品を用いて4年間にわたる2相1年間の臨床試験も実施されたという。
第1相試験は、6ヶ月間の二重盲検プラセボ対照無作為化臨床試験。第2相試験は、この試験を6ヶ月間延長した非盲検試験。
Journal of Pediatrics誌に発表された研究結果によると、推奨用量の50%以上を一年間服用した被験者の全身長標準偏差スコア(身長-SDS)が、0.19±0.14増加したことが明らかになった。
推奨用量の50%未満の服用では、身長-SDSの増加は見られなかった。