買収後の拡大:日本のキューサイは新たな成長のためにビューティーフロムウィズインとヘルシーエイジングに注目

By Guan Yu Lim

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買収後の拡大:日本のキューサイは新たな成長のためにビューティーフロムウィズインとヘルシーエイジングに注目

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日本の健康食品・スキンケアメーカーであるキューサイは、スキンヘルスサプリメントと新しいスキンケア製品を発売し、最近の買収によりヘルシーエイジング分野への進出を計画している。

今年初め、キューサイはAPファンド、株式会社ユーグレナ、東京センチュリーの3社に買収され、これら3社は共同でジョイントベンチャーを設立する予定でいる。

最終的には、キューサイが健康食品や化粧品の通信販売会社から、ヘルシーエイジングをサポートする製品やサービスを開発する企業になることを目指している。

キューサイは、「The Kale」というブランドで販売されている青汁のフラッグシップ商品や、膝関節サポートコラーゲンシリーズ、化粧品の「コラリッチ」や「スキンケールド」シリーズなどで知られている。

最新のサプリメントは、乾燥肌が気になるヒトのために、肌のバリア機能を高め、うるおいを与えると謳う機能性表示食品がある。

サプリメントの機能性関与成分は、肌のセラミド量を増加させる米胚芽由来のグルコシルセラミドである。

セラミドは、皮膚細胞に普遍的に存在する脂質(脂肪酸)で、皮膚の外側の層(表皮)の約50%を占めている。

紫外線や汚染などの環境の脅威に対して透過しないようにバリアを作るとともに、水分を閉じ込めて乾燥や肌荒れを抑える働きがある。

セラミドは年齢とともに減少しす。60歳の人のセラミド量は20歳の人の半分にまで減少し、その結果、乾燥肌となる。

キューサイは2018年11月に、40歳から70歳までの5,946人を対象に調査を行った。調査の結果、女性の8割以上、男性の6割が肌の乾燥を気にしていることが判明した。

広報担当Minami Maeda さんによると、コロナウイルスの流行により、マスクの長時間使用や頻繁な消毒による肌荒れなど、肌の悩みがさらに加速していることから、キューサイではこのような肌の悩みを解決する製品の需要がさらに増加すると予想している。

肌の乾燥は、小じわの原因にもなり、くすんだ印象を与える。顔、手、首などの部位は、乾燥の影響を受けやすい箇所である。

同社は、肌の水分を保護するためには、ローションなどの局所スキンケアだけでなく、体の内側からも肌のバリア機能を高めることが重要だとし、乾燥肌用サプリメントを開発した。

グルコシルセラミドは、肌から蒸散する水分量を減らす働きがある。Minamiさんによると、グルコシルセラミドは1トンの玄米からわずか1gしか取れない希少な成分である。

1粒に1.8mgのグルコシルセラミドが含まれており、これは白米6kgまたは玄米2kgに含まれる量に相当する。

同社のオンラインストアで30錠入りのサプリメントを販売している。

スキンケア

また、キューサイは何品かのスキンケア製品を「スキンケールド」ブランドで発売しており、クレンジングジェルや保湿機能のある透明な乳液などがある。また、ケールのエキスを使った化粧水も発売している。

他の化粧品ブランド「コラリッチ」では、主にジェル製品を販売している。

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