Mankaiを新しいスーパーフードに:味の素がヒノマン社と提携して植物性機能性パウダーを開発

By Guan Yu Lim

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Mankaiを新しいスーパーフードに:味の素がヒノマン社と提携して植物性機能性パウダーを開発

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味の素株式会社は、イスラエルのヒノマン社との提携から4年を経て、ウキクサとして知られるWolffia globose(ウォルフィア・グロボース)を含む機能性パウダーを発売した。

ヒノマン社は、Mankai(マンカイ)というブランド名の高タンパク系のウキクサを栽培している。ウキクサは世界最小の葉野菜で、9つの必須アミノ酸すべてを含む完全なタンパク質をもつ唯一の植物源である。

2017年、味の素はヒノマン社に1,500万米ドルを出資、さらに日本におけるMankaiの独占販売権を取得した。

この提携によって生まれた機能性パウダー Mankaiは、現在日本全国で販売されている。

機能性パウダー

日本では、植物性の機能性食品は珍しいものではなく、ファンケルのケール飲料、キューサイのケールサプリメント、伊藤園の青汁粉末、AFCのクロレラサプリメントなどがある。

一方、ウキクサはあまり使われていない食材だが、理想的な栄養側面から徐々に注目を集めている。

ヒノマン社のMankaiには、鉄分、マグネシウム、葉酸、ビタミンB12、オメガ3、アミノ酸、ポリフェノール、食物繊維など60種類以上の栄養素が含まれている。

Mankaiは何例かのヒトおよび動物モデルで研究されている。ヒトを対象としたランダム化比較試験​では、Mankai入りのシェークを2週間飲んだ人は、ヨーグルトのシェークを飲んだ人に比べて、食後すぐの血糖値上昇が低く、朝の空腹時血糖値が低かった。

味の素株式会社のダイレクトマーケティングマネージャーである Masami Kaneko氏によると、Mankaiのアミノ酸組成は卵に近いとの事。

大豆粉やエンドウ豆、レンズ豆に比べてタンパク質の消化率が高いこともあり、動物性タンパク質の代替品として、植物性タンパク質の摂取源として理想的だという。

味の素社の機能性パウダーは、1袋あたり、厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量350gのうち、約117gに相当し、3分の1を占めている。

味の素は、1日1~3袋を水や牛乳に溶かして飲むことを推奨している。

Kaneko氏よると、この商品はベジタリアンやビーガン、食品の環境への影響を意識している消費者、野菜やたんぱく質の不足を心配している人をターゲットにしている。

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