小売関連:Brand’s SuntoryのD2C戦略、ライブ配信の是非、薬局のトレンドカテゴリーについて

By Tingmin Koe

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小売関連:Brand’s SuntoryのD2C戦略、ライブ配信の是非、薬局のトレンドカテゴリーについて

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Brand’s Suntory(サントリー食品アジア)による消費者直販チャネル、ライブストリーミングの長所と短所、薬局のトレンドカテゴリーなど、APAC全域のブランドが採用している小売戦略を紹介します。
ゴマの良さ:Brand’s SuntoryD2Cチャネルで脳と心の健康を考えた新商品を発売

Brand’s Suntory(サントリー食品アジア)は、シンガポールにおいてD2C(消費者直接取引)​チャネルで新商品を発売、脳と心の健康のためのポートフォリオを拡充している。

同社は、昨年12月と8月に親会社であるサントリーの製品、①DHA・EPA+セサミンEX、②セサミンEXをシンガポールに導入した。

これらの製品は、錠剤やソフトジェルカプセル製品の販売に適したチャネルであると考えらてれているD2Cチャネルで販売されている。

D2Cモデルにより、消費者に対して製品の用途や効果をより分かりやすく説明することが可能になるという。

社内ライブ配信者の台頭?中国での脱税疑惑を受け、栄養関連ブランドはどのように対応しているか

中国の大手ライブストリーミング・キーオピニオンリーダー(KOL)の1人が脱税疑惑で注目を集めたことを受け、一部の栄養食品ブランドは自前のライブストリーミング・インフルエンサー​チームを結成する意向がある。

昨年12月には、中国の「ライブストリーミングの女王」と呼ばれるViya Huangが脱税で13.4億元(2.1億米ドル)の罰金を課された。

アイルランド産の牧草飼育のA2ミルクを中国で販売するGrass to Milkのように、中国に拠点を置く第三者機関Shanghai Supermomと協力するだけでなく、自社でインフルエンサーのチームを持つ企業もある。

また、ライブストリーミングから買い物をする消費者はかなり価格かなりに敏感なため、ライブ配信の長期的な収益性にも懸念がある。

インサイダー情報:薬剤師が明かす、オーストラリアのベストセラーサプリメントカテゴリーとイノベーションの向かうべき方向性

ベテラン薬剤師が、オーストラリアのサプリメント分野のトレンドカテゴリーを明らかにし、最新の医学的発展に沿​ったイノベーションのあり方について提言する。

35年以上薬局を経営しているGeorge Tambassisは、「免疫の健康」「心臓の健康」「ストレスやメンタルヘルスのための製品」がトレンドのトップ3であるという。

また、薬局に置く製品を選ぶ際には、製品の背後にある科学的知見が最も重要であることを強調している。

その他、製品価格や剤形も考慮する必要がある。

ライブ配信、テレビ、薬局:2022年に向けたニュートリションブランドの販売チャネル戦略

コミュニケーションツールの普及拡大に伴い、最近のブランドは製品のプロモーションや販売において様々なツールに目を向けることができるようになった。

中国でのライブストリーミング、日本や韓国でのテレビ通販、オーストラリアでの薬局などが、2022年の優勢な販売チャネルであると、お話しを伺ったAPACのブランド各社​は語っている。

例えば、キリンはサプリメント LCプラズマをショップチャンネルで販売している。同社は、家庭用テレビショッピングのチャンネルで、成分の背後にある研究内容を伝えることで、ブランドにコアなファンを育成できると考えている。

エキサイティングなフォーマット、高い利幅:オーストラリアの Wellnex Lifeが栄養補助食品ポートフォリオの小売戦略について語る

Wellnex Lifeが、オーストラリアの主要小売店​で栄養補助食品を展開する際に重視するのは、斬新なフォーマットと高い利益率である。

この2つの要素が、同社を競合他社から際立たせているのだと、CEOのGeorge Karafotiasは語っているす。

同社はかつてWattle Healthという社名で、乳児用粉ミルクのみに注力していたが、その後、ビタミン、カンナビジオール(CBD)医薬品、乳児栄養、プロテインパウダーなど、7つのカテゴリーに対象を広げている。

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