規制ラウンドアップ：韓国、台湾、オーストラリアの政策更新

子どもたちに明確な選択肢を：韓国はコンビニエンスストアで「健康食品コーナー」を開設​​

韓国政府は、学校近くの主要なコンビニエンスストアに、子供向けに特定の「健康食品コーナー」を開設した。

この取り組みは、コンビニエンスストア業界と韓国食品医薬品安全処（MFDS）の共同プロジェクトで、学校の近くにある104のコンビニエンスストアに「健康食品コーナー」が設置された。

MFDSのOh Yu-Kyoung 長官は、「コンビニエンスストアに健康食品コーナーを設置する目的は、子どもたちが健康で栄養のある食品を簡単に見分け、選べるようにすることです」と公式声明で述べている。

歯のための健康食品：台湾​FDA​は動物実験を廃止し、新たな臨床試験要件を設定することを計画 ​​ 

台湾の食品医薬品局（FDA）は、歯の健康を謳う健康食品について、動物実験を排除し、ヒト臨床試験の要件を見直すことを提案している。

台湾では、口腔の健康を主張する健康食品は、「口腔内の歯垢のpH値を上げるのを助ける」、「口腔内の歯垢の蓄積を減らすのを助ける」、「口腔内のミュータンスレンサ球菌の数を減らすのを助ける」、「口腔内の乳酸菌の数を減らすのを助ける」と記載することができる。

台湾FDAは勧告の中で、動物愛護の観点から歯の健康食品の動物実験を廃止することを提案している。

高い不適合？：韓国、米から輸入されたプロバイオティクスに​1​年間の検査を開始 ​​ ​

韓国の食品医薬品安全処（MFDS）は、北米とデンマークから輸入された特定のプロバイオティクス製品について、1年間の長期商品検査指示を開始した。

この検査指示は9月30日から来年9月29日まで施行され、機能性成分としてプロバイオティクスを使用した健康機能性食品（HFF）に焦点を当てたものである。

検査命令の影響を受ける企業は、米国のLifebloom Corp、Essel Biopharm、Melaleuca、デンマークのDeerland Probiotics & Enzymes、およびカナダのNatural Immix Health Limitedである。

メラトニンと緑茶エキス：オーストラリアの規制当局がサプリメントでの使用に関する規則の変更を検討中​​

オーストラリアの医薬品局 (TGA) は、メラトニンと緑茶抽出物のスケジュールを変更し、前者については新たな用量表示を、後者については完全に新しい毒物基準への登録を提案している。

民間の申請者は、時差ぼけの治療のために即時放出型メラトニンのスケジュールを変更する提案を提出している。

現在のTGAスケジュールでは、55歳以上の成人の 「原発性不眠症の短期治療のための単剤療法」 に対して、メラトニンを2 mg以下含有する放出調節錠剤を 「30錠以下を含有するパック」 で使用することが認められている。

ライブストリーミング、ソーシャルコマース、インフルエンサーマーケティング​...APAC​のヌートラ部門はどこまで進化したのか？​​

COVID-19の発生以来、ライブストリーミング、ソーシャル、eコマースが栄養関連セクターでの人気を高めているが、どこまで進んでいるのか、成功の秘訣は何か、先駆的なブランドや小売業者はどのように利益を得ているのか？

同時に、ライブストリーミングは、特に健康サプリメントに関して、誇張された、誤った、誤解を招く主張を行うライブ配信者を懸念する当局の関心を集めるようになってきている。

例えば、健康強調表示や機能性を謳う場合、ライブ配信者は、訴求内容を「ブルーハット」認証を受けていない一般食品や製品と関連付けないよう意識しなければならない。