キリンの子会社とカリフォルニアの企業がNECを抑制するプロバイオティクスの開発に 乗り出す
東京に本社を置くCowellnex株式会社は、キリンホールディングスのグループ会社で、キリンと協和キリンの合弁により昨年9月に設立された。
Siolta Therapeuticsはカリフォルニア州に本社を置き、マイクロバイオームサイエンスを専門とし、小児アトピーや細菌性膣症など、女性や乳幼児のマイクロバイオーム関連疾患の予防・治療薬の開発を行なっている。
両社は、ジョンズ・ホプキンス・メディスン が「腸組織の死滅」と呼ぶ重篤な疾患である壊死性腸炎(NEC)の抑制を目的としたプロバイオティクスの開発契約を締結した。壊死性腸炎は腸内の感染と炎症を特徴とする。
ミライラボ バイオサイエンス、NMNサプリメントを日本と同等の価格設定し、Shopee経由でシンガポールに進出
日本のバイオテクノロジー企業ミライラボ バイオサイエンス株式会社は、ニコチンアミドモノヌクレオチド (NMN) サプリメントをシンガポールのEコマースプラットフォームShopee経由で発売、日本と同等の価格でアクセスを拡大しようとしている。
日本と中国の富裕層に特に人気があるとされるミライラボのNMN製品は、2024年6月に公式オンラインストアを開設した米国とUAEでも購入できる。
こうした海外展開を背景に、ミライラボは最近、シンガポールのディストリビューターで あるGlobal Ocean Distribution Pte Ltdと提携して製品をシンガポールで販売することを発表した。
キユーピー、機能性酢で免疫健康ポートフォリオを拡大
マヨネーズで有名なキユーピー株式会社の子会社であるキユーピー醸造株式会社は、免疫の健康をサポートする製品群を拡充している。
最近発売されたのは、酢酸菌GK-1(Gluconacetobacter hansenii GK-1)を含む機能性酢である。
この菌は酢の醸造に使われる耐酸性のグラム陰性菌で、酢はマヨネーズの主原料である。
ファンケル、ビッグデータで女性の栄養と更年期の悩みを解明
ファンケルは、消費者のニーズや悩みをより深く理解するために、18,000人以上の日本人女性から収集したパーソナル栄養サービスのデータを解析している。
「ファンケル健康ビッグデータ調査」として知られるこの解析は、ファンケルのオーダーメイドサプリ「パーソナルワン」を購入した女性から収集したデータを解析したものだ。
2020年に開始されたこのサービスは、消費者のアンケートと尿検査の結果に基づいて健康補助食品を推奨する。
日本、新たなデータに基づいて栄養素等表示基準値と栄養強調表示要件を改正
日本は、食品表示基準の新たな改正を発表した。特に、標準的な栄養成分表示値の要件と、メーカーが表示上の効能を表示するために満たすべき要件に関連するものである。
ここでいう栄養素等表示基準値とは、性別と年齢に応じた栄養摂取量の人口加重平均に基づいて算出された値を指し、日本の消費者の1日当たりの栄養摂取推奨量の指針の目安に用いられる。