ジャパン フォーカス:Kirin-Blackmoresの台湾デビュー、カイコプロテインのトレンド、機能性茶のイノベーション

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Japan focus (Getty Images)

今回は、キリンとBlackmoresによる台湾初の免疫健康サプリメント、運動後の栄養補給におけるカイコプロテインの可能性、Teaflexの新しい機能性粉末茶などを取り上げています。

キリン、Blackmores 初の免疫健康サプリメントが台湾でデビュー

キリンと子会社のBlackmores社は、台湾で初のコラボレーション製品を発売した。

Blackmoresブランドで販売されるこの製品は、キリンの主要な免疫ケアポストバイオティクス成分であるプラズマ乳酸菌(Lactococcus lactis strain plasma)を使用している。

先週行われたキリングループのヘルスサイエンス事業戦略説明会の記者会見で発表された。

​​カイコのタンパク質:運動後の「消費の瞬間」は昆虫由来の食品を正常化する、とカイコー

日本のカイコのタンパク質ブランドであるカイコーは、昆虫由来の食品の機能的な利点を身近な消費の瞬間に結びつけることで、消費者の受け入れと正常化を促進できると考えている。

カイコー​にとって重要なのは、運動後の回復と食後の血糖管理である。

​同社はカイコからプロテインパウダーを製造している。カイコはもともと脂肪が少なく、 タンパク質が豊富で、人体が自力で生成できない栄養素である必須アミノ酸をすべて含んでいる。

日本のTeaflex、睡眠サポートと脂肪減少をターゲットにした粉末タイプの機能性茶の新製品を発売

日本の機能性茶ブランドTeaflexは、睡眠の質の向上と脂肪の減少を別々にターゲットにした、可溶性粉末タイプの2つの新製品を発売した。

「Sleep Night Peach Rooibos Tea」と「Slim Cleanse Green Tea」で、茶葉を使用しないため準備や後片付けが簡単で、消費者は「効率よくお茶を楽しむことができる」という。

キューピー、日本の高齢者向け食品開発のノウハウを中国市場に応用へ

日本のキューピーは、日本で培った高齢者向け食品製造のノウハウを、高齢者人口が急増している中国市場でも生かしたいと考えている。

日本は現在、アジアで最大の高齢化社会を迎えているが、データによれば、中国は膨大な人口を抱え、かつての一人っ子政策もあり、そう遠くない将来、この分野でのナンバーワンの座を奪うことになりそうだ。

科学、感覚的アピール、パーソナライゼーションを融合したサプリメントフォーマットが 勢いを増す見込み

サプリメントの感覚的体験を高め、個々のニーズに合わせた健康サポートを提供し、有効性が実証されたデリバリーフォーマット技術は、今年勢いを増すとLonzaは予想している。

例えば、ある種のキノコ粉末は現在、特にインド、中国、日本といった地域ではスーパーフードとして認知されている。低水分カプセルであるLonzaのCapsugel Vcaps Plusビーガンカプセルは、キノコのような吸湿性の成分を保護するのに役立つ。