二日酔い軽減?Lメセンテロイデス プロバイオティクスがアセトアルデヒド値を低下
韓国での新たな臨床試験により、飲酒前にプロバイオティクス「Leuconostoc mesenteroides(ロイコノストック・メセンテロイデス)」を摂取することで二日酔い症状が緩和される可能性が示された。
研究対象となったプロバイオティクス株はLeuconostoc mesenteroides VITA-PB2。キムチで発酵させた大豆由来である。
Nutrients誌に掲載された研究結果によると、プラセボ群と比較して、プロバイオティクス摂取群では飲酒1時間後のアセトアルデヒド濃度が有意に低下した。
WATCH:キリン、フレイルとpDC活性低下との関連性を発見
キリンホールディングスは、プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)の活性低下とフレイルとの関連性を発見したと発表、これが両者の関連性が初めて確立された事例であるとしている。
健康な高齢者に比べ 脆弱な高齢者は、インターフェロン-アルファ(IFN-α)を産生するpDCの割合が低いことが判明した。IFN-αは、ウイルス感染に対する免疫応答を調節するタンパク質である。この発見は、脆弱性のリスクがある高齢者においてpDCの活動を支援する必要性を示唆する点で重要となる。
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桑の葉とシログワイの茶は食後血糖値の急上昇を抑制する可能性がある
日本の新たな研究によると、桑の葉とシログワイの皮から作られた茶を飲むと、食後血糖値の急上昇を著しく抑制する可能性があるという。
日本の佐賀大学と西九州大学の研究者は、この効果は桑の葉に含まれる1-デオキシノジリミシン(DNJ)に起因する可能性があると説明している。
DNJは、食後血糖値の上昇を抑制する役割を果たす化合物である。
シログワイの外皮はポリフェノールが豊富で、マウスと人間の両方で、炭水化物分解酵素の阻害と食後血糖反応の低減を示すと、研究者らはNutrients誌に記している。
B. breveが代謝機能と腸内環境の改善に効果を示す
プロバイオティクス菌株であるビフィドバクテリウム・ブレベBBr60の補給は、8週間の試験において代謝機能と腸内環境の改善に効果があることが示された。
具体的には、善玉コレステロールであるHDLコレステロール値がプロバイオティクス介入後に有意に増加した。
中国で実施されClinical Nutrition誌に掲載された研究結果によれば、食欲不振などの胃腸機能も介入後に改善した。
トコトリエノール摂取が関節リウマチ患者の関節拘縮を軽減
トコトリエノールリッチ分画と抗リウマチ薬の併用は、関節のこわばりや不快感といった 関節リウマチの症状を大幅に軽減し、薬物療法のみの場合よりも良好な結果が得られたと、マレーシアでの研究が報告している。
6カ月間の臨床試験は、疾患活動性の軽減におけるトコトリエノールリッチフラクション(TRF)の治療効果を評価した初の研究とされる。
マレーシアパーム油庁(MPOB)が資金提供した本研究の成果は、European Journal of Nutrition誌に掲載された。