サントリー、薬物疑惑で会長が辞任へ
日本の食品飲料大手サントリーの新浪剛史会長の辞任が業界に衝撃を与えている。
サントリーの公式声明によると、新浪会長は先月、薬物不正行為に関する警察の捜査について会社に報告し、「個人的な理由」で辞任を申し出ており、9月1日付で受理された。
鳥居信宏社長は緊急記者会見で「当社はガバナンスの観点から極めて重大な事案と認識している」と述べた。
「直ちに外部弁護士を介して新波氏と面談を実施。同氏は合法品と認識して購入した複数のサプリメントについて捜査を受けていると申し立てている」
明治、NMNコラーゲンを発売、市場シェア拡大へ
株式会社 明治は主力商品であるアミノ酸コラーゲン粉末にニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NMN)を配合した新製品を投入し、世界市場でのシェア拡大を図る。
新製品「アミノコラーゲンNMN」は9月8日に発売された。
明治は日本の市場調査会社・富士経済のデータを引き合いに出し、NMNが日本で急成長しているカテゴリーだと説明している。
NMNとコラーゲンの組み合わせは、国内市場だけでなく、中国、台湾、ベトナムなどの市場でNMNへの関心が高まっていることから、海外でも人気のある配合となる可能性がある。
大塚製薬、アジア全域で電解質飲料事業を拡大
日本の大塚製薬は、市場拡大を通じて電解質飲料「ポカリスエット」事業の成長を図っている。
同社は2025年度上半期決算で、同ブランドが国内市場とフィリピン市場の両方で好調な業績を記録したと発表した。
フィリピンでの成長は、地域拡大による新規顧客獲得が牽引したとされる。
同社は7月、昨年ムンバイに資本金約32億円で設立した子会社「Otsuka Nutraceutical India Private Limited」を通じ、インドでのポカリスエット販売を開始した。
日本の企業が「サプリ難民」向け服用管理アプリ付きアイサプリを発売
日本の株式会社YURUは、リポソームルテインを含む新製品「LUTE VITA」を発表。独自の服用管理アプリを組み合わせ、「サプリを飲み続けるのが難しい人」に対応している。
「LUTE VITA」と名付けられた本製品は、日常的なブルーライトや紫外線によるダメージ対策に加え、現代消費者の高まる健康・美容意識に応えることを目的としている。
さらに同社は、サプリメント摂取習慣の管理を支援する専用アプリ「nometa」を開発、摂取継続のモチベーション維持に役立つ機能がある。
明治:筋肉増強には運動よりタンパク質摂取がまさる
明治は、高齢者からアスリートまで全ての層に対し、筋肉の成長と維持には運動よりもタンパク質摂取に注力するよう呼びかけている。
明治が明らかにした調査データによると、筋肉量の向上を目指す現代人の大半は、十分なタンパク質を摂取できていない。
明治栄養開発研究ユニットのAtsushi Kanda氏は上海で開催された the Food and Beverage Innovation Forum (FBIF)において、「弊社での分析結果から、筋力トレーニングが必ずしも必要ではないことが判明しました。運動を伴わないタンパク質摂取のみでも、体重1kgあたり1.3gのタンパク質摂取量に達すれば、著しい筋肉量の増加が期待できるのです」と述べた。