トレンド トラッカー：日本のセルフケア、韓国の最も検索されるサプリメント、中国ではヘルシーエイジング製品の研究開発

セルフケア製品の売上アップ：「効率的な栄養素の摂取」に対する需要の高まりが、アサヒのサプリメントブランドの成長を牽引する​​

日本では、栄養素を「できるだけ効率的に摂取する」というコンセプトが高まっており、アサヒの「ディアナチュラ」は、昨年の販売数量が106％増となった。

アサヒグループ食品株式会社による昨年12月の調査では、「朝食を早く済ませたい」と回答した人が5割を超えていた。

さらに3人に1人が、「できるだけ効率よく」栄養素を摂取したいと回答しており、食事からの摂取だけでは1日に必要な栄養素を十分に摂取することは難しいと思っていることが明らかとなった。この調査は、20歳以上の男女2,150名を対象としている。

リラックスとレスト： 睡眠補助食品の研究開発のチャンスは、バーや小さなパックサイズにあふれる－必見​​

通常のエネルギー、タンパク質、コラーゲンの機能性バーは、睡眠をサポートするスナックとして再構築される可能性があり、オーストラリアとマレーシアの2つの企業は、このような製品の既存の市場ギャップからこのカテゴリーが利益を得ると見ている。

例えば、オーストラリアのThe Mood Food Company社は、スーパーマーケットチェーンのWoolworthsでThe Restful Barを発売する予定となっている。それぞれのバーは、睡眠をサポートするのに有効な成分である天然由来のメラトニン、マグネシウム、トリプトファンが含まれていることがテストされている。

一方、マレーシアの睡眠補助サプリメント Rilaxは、韓国ドラマが広めた流行とみて、カプセルタイプに加えてチュアブルやパウダータイプも発売されている。

2022​年に最も検索された健康サプリメントはオメガ​3​、ビタミン​D​、ビオチン​-​韓国​NAVER​社調べ​​

同名のショッピングサイトも運営する韓国の検索エンジン会社NAVERによると、2022年にオンラインで最も検索された健康サプリメントは、オメガ3、ビタミンD、ビオチンであったことがわかった。

同社は、2022年1月から2023年2月にかけての自社サイトでのユーザーアクティビティに基づき、ビッグデータ分析を実施した。

このデータは、消費者が購入するサプリメントの種類を決める際に参照できる「健康チャート」というウェブページとして最近公開された。

赤ちゃんから高齢者まで： 中国企業は、乳児用調製粉乳やスポーツ栄養のコンセプトをヘルシーエイジング製品にどのように応用しているか​​

Glanbia Nutritionals社の洞察によると、中国の栄養企業は、ヘルシーエイジング製品を開発する際に、乳児用ミルクやスポーツ栄養の分野から栄養の概念を取り入れている。

このため、乳児用ミルク製品を専門とする企業は、成人用および高齢者用ミルクカテゴリーでも市場参入する傾向がある。

例えば、Yili社はXin Huo（欣活）ブランドの粉ミルク製品群を開発し、Danone China社は昨年からGanmaiブランドで低グリセミック指数（GI）ミルクパウダーを発売している。

インドにおけるメンズヘルス：​SKU​は少ないが、売上は女性用ポートフォリオより大きい​ - ​インドの​Fast&Up​社​​

栄養補助食品の消費に関して、男性は急速に女性に追いつきつつあると、インドの栄養補助食品ブランドFast&Upは述べている。

1年前に発売されたばかりのFast&Upの男性用健康食品は、より確立された女性用健康食品よりも20%多く売上をあげている。

男性消費者の多くは、20歳から35歳。現在、ベストセラーは「Plant Protein for Man - Added Performance Boosters」の粉末となっている。