スマートエイジング:なぜヨーグルト、チョコレートやサプリメントは 日本の製品革新に直結するのか ― デュポン

By Cheryl Tay

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スマートエイジング:なぜヨーグルト、チョコレートやサプリメントは 日本の製品革新に直結するのか ― デュポン
DuPont's Japan は、今週の HI ジャパンで 11 のスマートエイジングコンセプトを発表し、高齢者のためのサプリメントや機能性食品分野の革新を促進するよう努めていると語った。

東京でのNutraIngredients-Asiaとの会見で、同社は潜在顧客に、消費者の要望が高い高齢者人口に合わせた新製品開発のための膨大な機会を紹介したいと述べた

現在、日本の人口の26%は65歳以上で、今後数十年間で40%に増加すると予測されている。

「弊社は常にケアを必要とする人々のための製品に関わってきました。しかし、今はより健康により長生きをする方々のサポートをする必要があると考えます」と日本の戦略マーケティングマネージャー、Hirosi Tanaka氏は語った。

展示されているコンセプトの中には、乳製品、ベーカリー、飲料、菓子、サプリメント分野のアプリケーションがあり、同社は、日本ではヨーグルト、チョコレート、サプリメントに関するコンセプトが最も成功する可能性が高いと考えている。 例えばヨーグルトについては、昨年末にJournal of Nutritionに発表された研究で、 “大豆25%、乳清25%、カゼイン塩50%” というプロテインブレンドがどのようにして老化に伴う筋肉喪失を克服するのかを示していると指摘した。

ココア

Tanaka氏は、プロバイオティクスが強化されたチョコレート製品には大きな可能性があると語り、 70%のココアを含むプロトタイプは、ココアの心臓に対するヘルスベネフィットについて高まる消費者の認識とつながる可能性がある、と付け加えた。

そのサプリメントのプロトタイプは、虫歯および口臭予防に役立つ事が判明しているキシリトールおよび安定剤のブレンドが配合されている。

DuPont's Japanのセールスリーダー、Nobuaki Tsukagoshi氏によるとアジアパシッフィック一帯にスマートエイジングコンセプトを拡大するにはかなりのレンジがある。

「まず、日本に焦点を当てるが、一方で韓国と中国、シンガポール、そしてインドと高齢化が進んでいる。 2050年までにアジアには9億人の高齢者がいる予測されているが、すでに大きなニーズがあるため、日本からスタートさせます。」と語った。

メーカー各社は現在、どの分野をイノベーションするのか確信が持てない、故に広範囲のプロトタイプが今週提供されている。

「顧客は、必要性があると解っていても、どの方向へ進むべきかまだ確信が持てません。 だからこそ、私たちは顧客が適切な製品を開発する手助けをするために異なるアプローチを取っています。」

プロバイオティクスの可能性

同氏は、日本で行われた消費者調査で、高齢者はプロバイオティクスの腸内健康への効果に関し幅広い理解を持っている事が分かったと付け加えた。「しかし、その他のメリットについてはまだ理解が限られている。消費者の主要な関心の一つである、免疫に関する意識が高まる可能性が大いにあると思います、これは顧客が焦点を当てるべき別の選択肢です。」

2015年に導入された日本の機能性表示食品システムが、製造業者が製品に加齢関連の表示を行う機会を産み出したと付け加えた。

「機能性表示食品は特保のシステムに比べてコストも時間もかからないため、私たちは顧客とこれを利用しようと動いています。」

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