明治、森永、日本で新しい調製液状乳に注目

By Tingmin Koe

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明治、森永、日本で新しい調製液状乳に注目
厚生労働省は調製液状乳の条例を改正し、市場参入に関心を示している主要各社に製造販売の許可を出した。

明治はすでに製品開発を開始している企業の1つであり、日本市場に合った製品やパッケージの種類についても検討していると、広報担当者はNutraIngredients-Asia​の質問に回答した。同社には生産ラインに投資して製造する計画もある。 

「製品を発売する前に、規格を設定し、政府当局から承認を得る必要があります。 私たちはちょうどその製品開発を始めたところです。製品の安全性を確認するために、中期から長期にわたる安定性試験が必要です。」

一方、森永ミルク広報部のMitsunori Watanabe氏は、会社として上市を検討しているとしながらも、先に進むには考慮すべき要素があるとしている。

「安全で保障されたな製品を発売するには、多くの課題があります。 森永ミルクは、省令の変更を考慮して上市を検討します」と述べた。

加藤厚生労働大臣は、定期記者会見で改正省令の導入を発表した。

大臣は、液体ミルクを製造する理由の説明の中で、液体ミルクは準備なしで飲むことができ、災害時では清潔な飲料水が得られない可能性があるため、災害の際にも有用であると語り、同省は、関連する省庁と協力して液体ミルクの生産と販売を促進する用意があると付け加えた。

厚生労働省が4月に安全規則の草案を発表した後、日本政府が夏までに乳児用調製液状乳の製造および販売の禁止を解除するはずであるとの報道が始まった

以前は政府の安全基準がないため、調製液状乳は日本では販売できなかった。

安全基準

加藤大臣は記者会見で専用生産ラインの作成に関する基準等、液体乳児用調製乳を製造するための安全基準のいくつかを説明し、調製液状乳の原材料およびその成分比率を製造前に厚生労働省と確認することも必要であるとした。

大臣は、承認に必要な期間を明言することができないと認めたが、「一定の期間が明らかに必要である」と言及した。

他の基準として、金属製、プラスチック製またはカートン製の容器での調整乳の販売や、120℃で4分間の殺菌が設定されている。

日本乳業協会は、製品開発に必要な時間を考えると、乳児用調製液状乳の発売は最終的には1年から2年先だろうとNHKに語った。

より高価?

日本乳業協会のスポークスマンは、以前に調製液状乳は通常、粉末調製乳よりも2〜3倍高価になるとコメントしていた。

その他の懸念事項として、栄養素の沈殿がある。液状製剤の栄養素は、時間がたつにつれて容器の底に沈殿し、茶色に変色する可能性がある、と同スポークスマンは述べた。

「これが製品の内容や品質に影響することはないが、多くの消費者は乳白色の牛乳に慣れているので、敬遠するかもしれない」と付け加えた。

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