機能性表示食品 (FFC) 製品で 日本は「錠剤疲労」傾向に逆行する-Lonza

By Guan Yu Lim

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機能性表示食品 (FFC) 製品で 日本は「錠剤疲労」傾向に逆行する-Lonza

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Lonzaによると、日本の消費者は、プロバイオティクスの人気が高まり続けていることもあり、「錠剤疲労」の傾向に反して、錠剤やカプセルに入った健康食品を好む傾向にあります。

日本の機能性表示食品には、錠剤、カプセル、RTD、発酵乳、粉末飲料、菓子類、さらには食用油や調味料など、さまざまな形態がある。

厳格な特定保健用食品(FOSHU)スキームとは異なり、FFCスキームでは、企業はヒトの臨床試験による科学的根拠を示すことなく、ヘルスクレームを付けて製品を販売することができる。

また、FFCは健康強調表示をするために規制機関であるCAAの承認を必要としない。

「日本ではFFCの普及率が高い。消費者庁(CAA)のデータによると、一般的には、すぐに飲める飲料とタブレットが最も多いフォーマットです。」

Lonza Consumer Health Ingredients (CHI) JapanのマーケティングリードであるEsther Shingさんは、「しかし、ハードカプセル形状のFFCは、より高い成長率を示しています」と語る。

昨年10月の時点で、3,400のFFCのうち、カプセル剤が6%、錠剤が25%、飲料が18%、ソフトジェルが14%であった。

市場調査会社である矢野経済研究所の数字を引用して、Shingさんはハードカプセルの年平均成長率が高いと述べている。

2015年から2018年にかけて、ハードカプセルのOEMサプリメント売上高(B2B)の年平均成長率は2.8%、ソフトジェルは0.3%、タブレットは1.6%となっている。

また、Shingさんはカプセル剤の需要が増えているのは、カプセル剤の方が生きた細菌を保持するのに優れているため人気が高まり続けていると考えている。

これは、錠剤を作る過程で圧力がかかり、生菌数が減ってしまうからだと、Lonza CHI JapanのビジネスディベロップメントマネージャーのTaiko Ijichiさんは説明している。

これに対し、プロバイオティクスをハードカプセルに入れることで、熱や加工のストレスを回避することができる。

ロンザは最近、カプセルインカプセルの「DUOCAP」と液体充填ハードカプセルの「Licaps」という2つの新しいカプセルフォーマットを日本市場で発売した。

日本で発売される「Capsugel Licaps with beadlets」技術を使用した最初の製品は、秋に市場に投入される予定だという。

日本以外では、東南アジア、韓国、中国において、女性用製品や消化器系製品を中心に、2つの製品への関心が高まっているという。

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