ジャパンフォーカス:花王、明治、キリンの新製品
ヘルシーエイジング:花王は、可動性と認知機能のための新しいフォーマットと健康強調表示を持つFFCを発売
花王は、運動機能と認知機能の向上をサポートするヘルシーエイジング関連の2つの新しい機能性表示食品を日本で発売した。
リファインのブランド名で、4月4日よりスギ薬局チェーン274店舗で先行発売されている。
主要機能性関与成分は、運動機能用製品ではミルクに含まれるスフィンゴミエリン、認知機能用製品にはコーヒー豆由来のクロロゲン酸類を使用している。
機能性食品におけるGABAイノベーション:日本では、チョコレートや米製品に配合されている
日本では、機能性表示食品(FFC)の枠組みの中で、γ-アミノ酪酸(GABA)が様々な投与形態で配合され、製品イノベーションが相次いでいる。
例えば、睡眠の質を高めるバンホーテンのチョコレートパウダー飲料や、血圧を下げるデリア食品の米製品などがある。
また、カプセルや錠剤だけでなく、一般的な食品形態のFFCにGABAを機能性関与成分とする傾向があり、サラダコスモの「大豆もやし」などがその例である。
復帰:明治、17年ぶりにタイの粉ミルク市場にキューブ型ミルクで再参入
明治は、国際通貨危機の影響でタイでの事業を整理して以来、17年ぶりにキューブタイプ粉ミルクでタイの育児粉乳市場に再参入する。
Meiji GU FORMULA GOLD EZcubeは、1歳から3歳までの乳幼児用で、現在タイでは eコマースで販売されている。
明治の独自技術であるキューブの製造技術は、実は1年前に英国で発売されたダノンの計量済みタブ Aptamil の製造に用いられた。。
新市場を開拓:明治、主力ブランド ザバスで台湾のスポーツ栄養分野に参入
日本の明治は、スポーツ栄養ブランドSAVASを台湾で発売、拡大するスポーツ愛好家のコミュニティをターゲットとしている。
明治は、台湾で同社の主力製品であるホエイプロテインパウダーシリーズから、ヨーグルト、バニラ、チョコレートの3つの製品を発売した。日本では、他に抹茶、リッチショコラ、フルーティーフレーバーが販売されている。
1パック1.05kg、約7400円で販売されている。
フォーマットが増えれば、売上も上がる:キリン、ブランドコラボで免疫製品利用者の20%増を目指す
キリンは、免疫成分であるプラズマ乳酸菌を様々な剤型に配合できるブランドと連携することで、免疫成分配合の機能性食品や飲料を購入する一般消費者の数を20%増やすことを目指す。
最新のブランドとしては、(株)日本薬健が3月末にプラズマ乳酸菌を配合した青汁製品を発売した。
2021年9月から2022年3月までの間に、プラズマ乳酸菌を配合した新製品は合計12品目となった。15品目はキリンから、13品目は他ランドとなっている。