ジャパン フォーカス:キリン、Blackmoresの収益目標、FFC独占データ、RTE弁当の需要など

By Hui Ling Dang

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このラウンドアップでは、キリンによるBlackmoresと低カロリー免疫ケアプロバイオティクス飲料の収益目標、米胚乳タンパク質の不安に対する効果、独占データに基づくFFCの洞察などを取り上げています。

米胚乳タンパク質(REP)の単回摂取が不安や緊張を改善する可能性 日本RCT

REP加水分解物の単回摂取は不安と神経過敏を軽減したが、4週間にわたる反復摂取は参加者の気分状態に限定的な影響しか及ぼさなかったと、日本の研究者らが発表した。

介入群では、REP加水分解物の単回摂取後、主観的測定値(緊張-不安 尺度(S;p = 0.037)と客観的測定値(唾液CgA濃度;p = 0.034)の両方で有意な結果が観察された。

この結果は、20歳から64歳の参加者76名を対象に実施された無作為化二重盲検プラセボ対照試験に基づくものである。

急成長する弁当文化:日本の消費者はコンビニエンスストアでヘルシーで手間のかからない手頃な価格のRTE商品を求めている - 調査

伊藤忠グループのMyVoiceComがこのほど実施した調査で、回答者9,461人のうち約45%が、コンビニエンス ストアで販売されている弁当(RTE弁当とも呼ばれる)を購入すると答えた。

その結果、週に1回以上弁当を食べる人は1割を超え、その比率は男性や若年層で高いことがわかった。

理由としては、「手早く食事を済ませたい」「食事の準備をする時間がない」「弁当作りが面倒」などが挙げられている。

大いなる期待:キリン、Blackmores に売上高1,000億円、利益率15%を目指す

キリンは最新の決算発表の中で、Blackmores が2030年頃までに売上高1,000億円、  営業利益率15%以上を達成することを目標としていることを明らかにした。

キリンによるBlackmores 社の買収は今月初めに完了し、以前はオーストラリア証券取引所に上場していた同社は8月10日に上場廃止となった。

日本では人口減少や高齢化が進んでおり、中核事業であるアルコール飲料事業にも影響が出ることが予想されるが、キリンは中長期的に日本とアジア太平洋地域でヘルスサイエンス事業を成長させることを目標としている。

日本の機能性食品インサイト: 睡眠、ストレス、皮膚の健康強調表示が増加 - 独占データ

日本のFFC制度では、22年度に睡眠、ストレス、肌への効能を謳った製品の届出が増加した一方、筋肉の健康など高齢化社会に関する懸念は近い将来に増加する見込みであることが、独占的な新データで明らかになった。

日本のニュートラシューティカルズ関連コンサルティング会社、株式会社スムースリンクによると、2022年度のFFC届出件数は1,429件であった。これは、1,445件の届出があった2021年度をわずかに下回っている。

カロリー クラッシュ:キリン、カロリー50%オフの免疫ケア プロバイオティクス飲料を日本で発売

キリンは、味に妥協することなく、健康志向の消費者がより入手しやすくなるよう、カロリーを50%カットした免疫ケアプロバイオティクス飲料を発売した。

この製品は、今年初めに発売された「キリン おいしい免疫ケア」​とともに、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで販売される。

キリンのコーポレート・コミュニケーション部のIkuyo Yogo氏は、この新バージョンは、カロリーや糖質を気にする消費者に商品へのアクセスを広げることを目的としていると述べた。

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